鹿籠(かろう)の桜の木

 八坂村の鹿籠部落には大きな桜の木があって、その根本には昔の武士の鎧が埋まっているといい伝えられている。この桜の木は決して火にくべてはならない、もし枝でもくべようものなら罰が当たって口がまがるといい、付近の人々は落ちた枯枝でも決して焚きものにはしない。


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